JOB&MEMBER 08

INTERVIEW08

HYGIENE MANAGEMENT

化学の知識を活かし、
おしぼりを守り、
進化させる。

生産部 衛生管理課

曽我 悠介

INTERVIEW 08

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食とも携わることができ、
独自の技術も持っていた。

新潟県で生まれ育ち、大学で上京。東京農工大学の農学部で生物や化学について学びました。就職活動では周囲の友人たちが食品会社や農薬メーカーを志望する中、私自身は進路をなかなか決めきれずに困っていました。そんな時、就職の相談窓口で「食と関わる仕事の一つに、おしぼりの会社がある」とFSXを紹介されたのです。より詳しく話を聞くと、幅広く事業を展開しているし、何よりVBという独自の手指衛生技術を持っている。しかも、「今後も研究に力を入れていきたい」という話を聞き、ここなら大学で学んだことが活かせるのではと入社を決めました。

入社後の最初の研修期間ではCSサポート部の業務も経験。自分たちのおしぼりがどのような状態で運ばれ、どのような場所で使われるのかを確認することができたことは、その後の業務においても非常に役立っています。研修を終えた後は、生産部の衛生管理課へ。現在はFSXの生産するおしぼりの品質を保証するための業務を担当しています。

INTERVIEW 08

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おしぼりの品質を守るため、
日々検査を行なってゆく。

衛生管理課では毎日、大量に生産される布おしぼりの中から、無作為に複数のおしぼりを抜き取り、カビや菌が付着していないかといった検査を行っています。そして、明らかな異常が見つかれば、その原因を突き止めるところまでが、私たちの業務です。ただ、大学で化学を学んだとはいえ、おしぼりや手指衛生に関しては、まだまだ勉強中の立場。論文を引いて調べたり、現場の人たちに状況を伺ったりしながら、一つひとつ解決に向けて取り組んでいます。先日も、コットンの真っ白なおしぼりがピンク色に変色していたことがありました。最初は菌の繁殖を疑いましたが、除菌を行っても消えません。様々な仮説をたて、原因を追求していくと、おしぼりの洗浄で必要となる二つの薬品の化学反応によるものだとわかり、対策を施すことができました。

品質管理の仕事は、会社全体の役割で言えば守備。オフェンス側の営業や生産とは異なる視点から、時には彼らの仕事にブレーキをかけることもしなければなりません。それでも、私たちのおしぼりの先にはそのおしぼりを利用する数多くのお客様がいます。そのお客様に安心して快適に使ってもらうためにも、品質管理が妥協するわけにはいきません。

INTERVIEW 08

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新商品、新工場の立ち上げを、
専門知識や資格でサポート。

品質管理は守りの仕事という話をしましたが、とはいえ、新しいことが大好きなFSXにいると、毎日のように挑戦の連続です。たとえば、新商品を開発するペースも早いため、その都度、「フィルムを変えても、中身の衛生は保たれているか」「香りの抜け具合はどうか」といった検査を求められ、私自身も商品開発のメンバーの一員として新しい業務に携わることになります。

加えて、FSXでは昨年、おしぼりの生産工場を新設。この工場ではおしぼりを化粧品類として販売するために新たな製造許可を取得する必要があったのですが、私はその製造責任者となるための資格取得にも挑戦させてもらいました。管理する東京都の担当部署の方々とのやりとりに答えたり、工場を運営するための体制づくりや仕組みづくりを生産課の方々と行ったり。ここでも、通常業務とはまったく異なる業務を経験させてもらっています。

さらに、FSXでは海外展開もより力を入れていく予定があります。国が変われば、当然、衛生や製造に関する法律も変わります。食や化学を入口にたどり着いたおしぼりの仕事ですが、想像をはるかに超える面白さと難しさを味わいながら、会社と一緒に進化していける環境がFSX にはあると思います。

INTERVIEW 08

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