INTERVIEW03
生産PRODUCTION
生産の安定が、
挑戦の源に。
生産部 主任
長友 洋介
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一本一本の品質が、
この会社を支えている。
たとえば、飲食店でおしぼりが用意されていなかったら「あれ?」と思いますよね。そのくらい、日本ではおしぼりが生活の中で当たり前の存在になっている。でも、そのおしぼりがどうやって生産されているか、知っている人はほとんどいないと思います。
FSXの生産部が生産するおしぼりは大きく2種類。布地のレンタルおしぼりと、使い捨てができるポケットおしぼりです。レンタルおしぼりの場合、回収したおしぼりを洗濯して包装して再度出荷できる状態にします。おしぼりならではの白色や衛生状態は保たれているか。香りは気持ちいいものか。毎日出荷されていく数十万本のおしぼり一本一本の品質の良し悪しが、この会社を支えています。
ちなみに、レンタルおしぼりは消費期限のある生ものです。作り置きができない上に、生産が遅れれば、配送部の社員もお客様も困ってしまいます。発注本数を常に予測しながら、適切な生産計画と生産体制を整え、過不足なく出荷する。1年間で最も忙しい年末に無事に出荷し終えた時は難解なパズルを解いたような達成感がありますね。
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FSXの進化を支えるため、
生産も進化し続けていく。
年末の繁忙期には1ヶ月間で約400万本を生産するFSXの工場。その工場全体を管理する生産部にとって人材配置はとても重要な仕事です。一人の社員が欠けるだけで工場そのものが回らなくなることもありますし、機械設備にトラブルが起これば、解決できる社員を即座に配するなどの臨機応変な対応が求められます。また、工場には正社員以外の様々な働き方の社員がいますから、それぞれの働き方に合わせたコミュニケーションや人材マネジメントも欠かせません。さらに、FSXは事業規模も拡大を続け、新商品開発などの新しいことへの挑戦も大好きな会社。2022年には国立市だけでなく、山梨県上野原市にも新しい工場ができましたし、現在、おしぼりを化粧品分類で生産・販売する体制も整えている真っ最中です。
こうしたFSXの進化を支えるためにも、私たち生産部も常に進化し続けなければなりません。生産部の仕事はサッカーでたとえるなら、ゴールキーパーのような守備のポジションだと思っています。ここが安定しないと、最前線でおしぼりを届けるCSも活躍できません。ただ、守っているだけでも通用しません。毎日の仕事の中から常に課題を見出し、より品質の高いおしぼりを安定して生産するための改善案を出し続けていく仕事です。
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日々の小さな変化を見逃さない。
技術の進歩や働き手の不足などもあり、工場の自動化はますます進んでいくと思います。しかし、FSXでは人の手が一切必要なくなることは、今後も来ないと思っています。なぜなら、私たちはおしぼりの品質というものにどこよりもこだわっているから。工場でおしぼりと向き合い続けている生産部の人間だからこそ、おしぼりの小さな変化にも気づけると信じています。また、私たちはおしぼりの小さな変化だけでなく、一緒に働いている社員の小さな変化にも気づける人間でありたい。疲れた顔をしている人がいれば優しく声をかけ、忙しい時は全員でサポートし合える工場にしていきたいと考えています。
生産部の仕事は、おしぼりや衛生管理の知識に加え、機械のこと、人の気持ちなど、覚えること、察することがたくさんあります。でも、最初から完璧にできる必要はありません。少しずつ勉強しながら、良いチームになっていけたらと思います。