INTERVIEW04
ECELECTRONIC COMMERCE
幅広い業務に挑戦し、
FSXの
ECサイトを
より進化させていく。
EC課 係長
井上 奈美
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ほどよいアットホームさで、
働きやすい会社。
FSXの本社がある国立からほど近い場所で生まれ育ちました。ただ、当社を知ったのは、転職活動を通してです。最初の印象は、アットホームな中小企業。たとえば、私は乗り物酔いが激しく、電車通勤や車移動を伴う業務が厳しいことを伝えるとすぐ考慮してくれるなど、一人ひとりの事情としっかり向き合ってくれる点はすごく魅力です。また、大きな企業に比べると、多少は濃い人付き合いを求められる面もあるとは思うのですが、だからといって飲み会を強要されるようなこともありませんし、人と人がちょうど良い距離感の会社なのではないでしょうか。
現在の配属部署は、FSXのEC部門。もともと、当社ではレンタルおしぼりの配送時におしぼり以外にも業務用の割り箸や伝票といった資材を届けるサービスを行っていたのですが、「仕入れ先があるなら、通販でも始めてみようか」と当社の代表が一人でサイトを立ち上げたのが、この部署の誕生のきっかけです。そして、そのサイトが今では、飲食店や人が集まる場所を運営する会社、さらには一般の人も利用する日本最大級のおしぼり通販サイト「e-SHIZAI MARKET(イーシザイ・マーケット)」として、自社のポケットおしぼりを中心に様々な商品を扱うまでに成長しました。
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ECサイトに関することは、
何でも自分たちでやる。
この部署の業務内容は大きく2つあり、注文が入ってくるまでのECサイトの制作・運用業務と、注文が入った後の商品の受注・手配業務に分けることができます。私が主に担当しているのは制作・運用業務。このECサイトで何を売るか、どう売るか、どうやったら売れるかということを常に考えながら、特集記事の企画を考えたり、サイトの動線設計を見直したり、このサイトに集客するための広告をつくったり。また、売上目標の管理やデータ分析といった業務も全部自分たちで担当しています。
じつは、FSXに入社する前、私は制作のアシスタント業務のような仕事を経験していたのですが、その広いけれども浅い自分の業務スキルに対して、コンプレックスを感じることも少なくありませんでした。しかし、それが、内製で様々なことを行っている当社では大きな強みになったのです。簡単なコーディングも、商品の撮影や画像加工も自分で行いますし、そうして自ら試行錯誤した結果、商品が売れた時は大きなやりがいにもつながります。様々なことに挑戦し、スキルの幅を広げたい人には向いている部署だと思いますね。
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社会の役に立ち、
人の役に立つために。
最も印象に残っているのは新型コロナ禍での出来事です。多くのお客様が日々不安を感じる中、私なりにお客様に対して何かできないだろうかと考え、アルコールなどのご購⼊された方に、ポケットおしぼりのサンプルと一緒に「この危機を⼀緒に乗り越えましょう」といった趣旨の⼿紙を添えて発送することにしたのです。すると、サイトのレビューなどで感謝のコメントをいただくことができました。当社は代表の思いもあり、どんな時も単に利益を追求するのではなく、社会の役に立つこと、人の役に立つことを一番に考えようという風土があります。お客様の顔が見えづらいECサイトの制作・運営を担当している私にとっては、どう業務に落とし込んで良いか悩むこともあったのですが、この一件を通して少しですが答えが見つかったような気がしました。
最後に、今後の目標は業務の自動化を進めること。ECサイトの制作・運用に関して、やりたいことがたくさんある一方、やらなければいけないことに時間を取られている現場もあるため、最小限の手間で最大限の結果を出す仕組みを構築したいですね。そして、そのためには発想力だけでなく、実現するための完遂力、さらに周囲の人を巻き込み、調整する力も必要です。決して簡単なことではありませんが、何でも挑戦できる会社の強みを活かし、形にしていきたいですね。